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大乗仏教では、仏になろうと修行の道に入る菩薩は、衆生を救おうとの誓願を立てます。その誓願は、阿弥陀如来の四十八願や薬師如来の十二願などが有名ですが、すべての仏・菩薩に共通するものとして、次の四つの大きな誓願があります。これを合わせて四弘誓願(しぐせいがん)といいます。
@ 衆生無辺誓願度
一切の生きとし生けるものを悟りの境地に救おうという誓い。
A 煩悩無量誓願断
全ての煩悩を断とうという誓い。宗派により「無量」が「無尽」、「無数」、「無辺」となることがあります。
B 法門無尽誓願学
すべての仏の教えを学びつくすという誓い。宗派により「無尽」が「無量」、「無辺」、「誓願学」が「誓願知」となることがあります。
C 仏道無上誓願成
この上ない悟りに到達しようという誓い。宗派により「仏道無上」が「無上菩提」、「誓願成」が「誓願証」となることがあります。
以上のどれ一つとっても、私たちが生きているうちには到底、実現不可能なことでしょう。しかし、この到達不可能な目標に向かって、たゆまず歩み続けることが、仏教者の姿と言えるのではないでしょうか。
また、真言宗では「煩悩無量誓願断」を除き、「福智無辺誓願集」、「如来無辺誓願事」を加えて五大願とします。
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