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ご存じの通り、日本を代表する名刹である法隆寺は、奈良県生駒郡斑鳩町にある聖徳宗の総本山で、別名「斑鳩寺」と言います。
日本仏教の興隆に大きく貢献した聖徳太子縁の寺院で、その伽藍は世界最古の木造建築物とされ、1993年にはユネスコの世界遺産に指定されました。
法隆寺の創建年代は諸説ありますが、西暦600年代の初に、推古天皇と聖徳太子が遷化した用明天皇の意思を受け継いで建立した、というのが通説です。しかし、最初に創建された法隆寺は火災で焼失し、幾度かの火災と創建を経て、現在に至っています。
明治時代になると、廃仏毀釈の影響で寺の維持が困難となり、1878年(明治11年)には聖徳太子画像(唐本御影)をはじめとする300件余の宝物を当時の皇室に献納しました。これらの宝物は「法隆寺献納宝物」と呼ばれ、その大部分は東京国立博物館の法隆寺宝物館に保管されています。
1934年(昭和9年)に「昭和の大修理」が行われ、金堂、五重塔等の修理が1985年(昭和60年)に終了しました。また、1949年(昭和24年)には解体修理中の金堂において火災が発生し、金堂初層内部の柱と壁画を焼損しました。このことがきっかけとなって、文化財保護法が制定されます。
建造物としては、正面の南大門から右に金堂、左に五重塔を配し、周囲を回廊が囲む形となっており、回廊の南正面に中門を開き、北側には大講堂が建っています。回廊の途中、東に鐘楼、西に経蔵があり、以上の伽藍を西院伽藍と呼んでいます。また、太子一族の住居であった斑鳩宮の跡に、建立された伽藍を総称して東院伽藍と呼びます。
東院伽藍は天平10年(738年)、行信僧都が太子の遺徳しのんで建立したものがはじまりとされています。回廊で囲まれた中に八角円堂の夢殿、礼堂、絵殿及び舎利殿や伝法堂が建っています。
現在、18棟にも及ぶ国宝建築物以外にも、釈迦三尊像、四天王像、百済觀音、救世観音などの国宝をはじめとする、数多くの貴重な文化財を保有しています。
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