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融通念仏宗
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・良忍 ・毘沙門天 ・念仏 ・大念仏寺 ・阿弥陀仏信仰 ・妙法蓮華経 |
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融通念仏という名称は、「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 是名他力往生 十界一念 融通念仏 億百万遍 功徳円満」という言葉に由来します。この言葉は、比叡山の僧侶・良忍(1072~1132)が、京都大原で念仏行をしている時に、阿弥陀仏があらわれて授けられた言葉とされます。一人は単独で存在するのではなく、全ての人が関係しあっている。一人の念仏は全ての人の念仏に通じ、全ての人の念仏は一人の念仏に通じる。つまり念仏の功徳が融け合い、通じ合うという意味。
お告げを受けた良忍は、布教することに躊躇していましたが、鞍馬寺の毘沙門天に勧められて布教を決意したと伝えられます。良忍は、融通念仏の教えを広めながら、名帳に信者の名を書いていきました。名帳に記すことにより、信者同志の結束を強め、一人の念仏と万人の念仏の融通を感じることができたのでしょう。
融通念仏の教えには当時の鳥羽上皇も帰依し、宮中で融通念仏会を開き、自らの名を名帳に記します。また、鳥羽上皇の勅願により、融通念仏の根本道場として大坂の平野(大阪市)に大念仏寺が建立され、現在まで融通念仏宗の総本山として教えを伝えています。
融通念仏宗の開宗は、良忍がお告げを受けた永久五(1117)年。所依の経典は『大方広仏華厳経』、『妙法蓮華経』を正依、『無量寿経』、『観無量寿経』、『阿弥陀経』、『梵網経』を傍依とします。
融通念仏宗は、念仏を専らとした日本で最初の宗派。その後の浄土宗、浄土真宗、時宗など、日本での阿弥陀仏信仰の発展の先駆けとして、大きな歴史的意義を持つと言えるでしょう。
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| 宗派>融通念仏宗 |
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